【登録販売者試験対策】鎮痛に用いられる漢方【覚え方】

漢方

こちらのカテゴリーでは、登録販売者試験の漢方の勉強をするにあたり

「とりあえずココだけおさえとけ!!」

という点をピンポイントにまとめています。

試験勉強にあまり時間をかけられない方にもおすすめなので

ぜひご活用ください。

まえがき

鎮痛に用いられる漢方の種類

出題の手引きに出てくる“鎮痛”の目的で用いられる漢方処方製剤は

以下、8種類です。

  • 芍薬甘草湯
  • 桂枝加朮附湯/桂枝加苓朮附湯
  • 薏苡仁湯
  • 麻杏薏甘湯
  • 疎経活血湯
  • 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
  • 釣藤散
  • 呉茱萸湯

この記事ではこれらの漢方について

覚えておくべき4項目を書いています。

覚えておくべき4項目とはこちら☟

  • しばり表現
  • 構成生薬
  • キーワード
  • 重篤な副作用

なぜこの4項目が大切なのかはかぜの漢方①に書いてありますので

参考にしてみて下さい☺

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いやいや!

4つも覚えるんきついわ!!!

っていう人は「キーワード」だけでも頭に入れておきましょう。

それだけでも数点は補えるかもしれません。

要注意の生薬一覧

この記事内にある漢方の構成生薬のうち、カンゾウ、マオウ、ダイオウが含まれるのは以下です。

カンゾウマオウダイオウ
芍薬甘草湯
桂枝加朮附湯
桂枝加苓朮附湯
薏苡仁湯
麻杏薏甘湯
疎経活血湯
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
釣藤散
呉茱萸湯
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それでは順番に覚えていきましょう~

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力に関わらず

体力がない人もある人も使えるお薬です。漢方全体のうち7つしかないので全部覚えると有利です

★構成生薬

シャクヤク、カンゾウ

名前に「カンゾウ」と入っているので覚えやすいですね!

★キーワード

こむらがえり

筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適す

ただし、症状があるときのみの服用にとどめ、連用は避ける。

★重大な副作用

肝機能障害のほか、間質性肺炎、鬱血性心不全や心室頻拍

心臓病の人は使用を避ける

まとめ

体力に関わらず、こむらがえりや痙攣、腹痛などの痛みを抑えるときに用いられる。

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よく出題される漢方の一つです。

心臓病の人は使えない点も併せて頭に入れておきましょう!

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう) /桂枝加苓朮附湯(けいしかじゅつぶりょうとう)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力虚弱

のぼせやすい人や体力のある人には不向きです

★構成生薬

ケイヒ、シャクヤク、タイソウ、ショウキョウ、カンゾウ、ビャクジュツ、ブシ(桂枝加苓朮附湯のみブクリョウ)

桂枝加朮附湯と 桂枝加苓朮附湯の違いは構成生薬以外ほぼ同じです。

★キーワード

手足が冷えてこわばり・関節痛

汗が出、手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少ないものの関節痛、神経痛に適す

★重大な副作用

なし

まとめ

体力虚弱で手足が冷えてこわばっているひとの関節痛や神経痛に用いられる。

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の字って人間がげっそりしている顔に見えませんか?(笑)

私はそれで「体力虚弱」「こわばり」を覚えました😂

薏苡仁湯(よくいにんとう)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力中等度

体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人には不向きです

★構成生薬

マオウ、トウキ、ビャクジュツ、ヨクイニン、ケイヒ、シャクヤク、カンゾウ

鎮痛の漢方で“カンゾウ”と“マオウ”が含まれているのは 薏苡仁湯と次の麻杏薏甘湯のみ!

★キーワード

関節や筋肉のはれや痛み

関節や筋肉のはれや痛みがあるものの関節痛、筋肉痛、神経痛に適す

★重大な副作用

重大な副作用ではないが、体力虚弱や胃腸の弱い人は、悪心・嘔吐、胃部不快感等の副作用が現れやすいので不向き。

まとめ

体力中等度で関節や筋肉のはれや痛みがあるひとの関節痛に用いられる。

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漢方処方製剤の“ 薏苡仁湯 ”は関節痛などの鎮痛に用いられますが

生薬の“ヨクイニン”は肌荒れやいぼに用いられます。

間違えないように覚えよう!

麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力中等度

体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人には不向きです

上記の薏苡仁湯と同じなので「薏」は体力中等度と一緒に覚えちゃいましょう

★構成生薬

マオウ、キョウニン、ヨクイニン、カンゾウ

鎮痛の漢方で“カンゾウ”と“マオウ”が含まれているのは 薏苡仁湯と次の麻杏薏甘湯のみ!

★キーワード

いぼ、手足のあれ(手足の湿疹・皮膚炎)

関節痛、神経痛、筋肉痛、いぼ、手足のあれ(手足の湿疹しん・皮膚炎)に適す

★重大な副作用

重大な副作用ではないが、体力虚弱や胃腸の弱い人は、悪心・嘔吐、胃部不快感等の副作用が現れやすいので不向き。

まとめ

体力中等度で関節痛などの鎮痛やいぼ、手足のあれに用いられる。

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鎮痛に用いられる漢方ですが“ヨクイニン”が含まれるのでいぼにも用いられるんですね!

疎経活血湯(そけいかっけつとう)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力中等度

胃腸が弱く下痢しやすい人には不向き

★構成生薬

トウキ、ジオウ、センキュウ、ビャクジュツ、ブクリョウ、トウニン、シャクヤク、ゴシツ、ボウイ、ボウフウ、リュウタン、ショウキョウ、チンピ、ビャクシ、カンゾ、イレイセン、キョウカツ

構成生薬が多いですが、要注意生薬は“カンゾウ”のみ。

★キーワード

しびれがあるものの関節痛

痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされる

★重大な副作用

なし

まとめ

体力中等度でしびれがあるものの関節痛などに用いられる。

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見慣れない「疎経」という漢字を無理やり「しびれ」と読むようにして覚えました~

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうぎょうとう)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力中等度以下

鎮痛の漢方で“体力中等度以下”なのはこれど下の“呉茱萸湯”だけ!“呉茱萸は以下”で覚えよう

★構成生薬

トウキ、ケイヒ、シャクヤク、モクツウ、サイシン、カンゾウ、タイソウ、ゴシュユ、ショウキョウ

カンゾウのみ。名前にもある“トウキ”は血行促進し冷えを解消する効果があります。

★キーワード

手足の冷え、下肢の冷え冷え

手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢又は下腹部が痛くなりやすいものの冷え症、腰痛、下腹部痛、頭痛、しもやけ、下痢、月経痛に適す

★重大な副作用

なし

まとめ

体力中等度以下で、手足の冷えや冷え症、冷えからくる痛みに用いられる。

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問題文にやたら「冷え」とでてきたらこの漢方!

体を温めるイメージのある“生姜”が名前に入っているのも見分けるポイントですね!

釣藤散(ちょとうさん)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力中等度

胃腸虚弱で冷え症の人には不向き

★構成生薬

チョウトウコウ、キッピ、キクカ、ボウフウ、ハンゲ、バクモンドウ、ブクリョウ、カンゾウ、タイソウ、ゴシュユ、ショウキョウ

名前にもある“チョウトウコウ”神経の興奮・緊張緩和を期待冴えて配合される生薬で、よく出題されます。

★キーワード

慢性頭痛、高血圧の傾向

慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるものに適す

★重大な副作用

なし

まとめ

体力中等度で慢性頭痛や高血圧に用いられる。

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わたしの覚え方は

ちょっと!おとうさん!頭痛い!!(血圧高い風)

です。

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力中等度以下

上に出てきた当帰四逆ウンタラカンタラと同じで“呉茱萸は以下”です

★構成生薬

ゴシュユ、ニンジン、タイソウ、ショウキョウ

要注意生薬は一つも含まれません!重要です!!

★キーワード

しゃっくり

手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛、頭痛に伴う吐きけ・嘔吐、しゃっくりに適す

★重大な副作用

なし

まとめ

体力中等度以下で手足が冷えるものの頭痛やしゃっくりに用いられる。

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鎮痛のなかでもとくに頭痛によく用いられ、しゃっくりに効くのはこの漢方のみです。カンゾウ含まれていないものとしてもよく出題されます!

補足とあとがき

以上、鎮痛に用いられる漢方の覚えるべき4項目でした。

補足ですが、呉茱萸湯以外はカンゾウが含まれています。

カンゾウを大量に摂取するとグリチルリチン酸の大量摂取につながり、

偽アルドステロン症を起こすおそれがあります。

むくみ、心臓病、腎臓病又は高血圧のある人や高齢者では

偽アルデステロン症を生じるリスクが高いため、

それらの人に1日最大服用量がカンゾウ(原生薬換算)として1g以上の製品を使用する場合は、

治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談する等、事前にその適否を十分考慮するとともに、

偽アルドステロン症の初期症状に常に留意する等、慎重に使用する必要がある。

また、どのような人が対象であっても、1日最大服用量がカンゾウ(原生薬換算)として1g以上となる製品は、長期連用を避ける。

厚生労働省ホームページ/試験問題作成に関する手引きより抜粋

上記内容は出題される可能性がかなり高いので

しっかり頭に入れておきましょう。

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