【登録販売者試験対策】鎮咳去痰に用いられる漢方【覚え方】

漢方

このカテゴリーでは、登録販売者試験の漢方の勉強をするにあたり

「とりあえずココだけおさえとこ!」

という点だけをピンポイントでまとめています。

試験勉強にあまり時間をかけられない方にもおすすめなので

ぜひご活用ください。

まえがき

鎮咳去痰に用いられる漢方の種類

出題の手引きに出てくる 鎮咳去痰に用いられる漢方処方製剤は

以下、7種類です。

この記事ではこれらの漢方について

覚えておくべき4項目を書いています。

※半夏厚朴湯と麦門冬湯はリンクページよりご活用ください

覚えておくべき4項目はズバリこちら☟

  • しばり表現(虚実、証)
  • 構成生薬
  • キーワード
  • 重篤な副作用

なぜこの4項目が大切なのかはかぜの漢方①に書いてありますので

ご覧下さい☺

簡単に言うとこの4つさえ頭に入っていれば、

選択しがだいぶ絞れるよってことです。

うさぽむ
うさぽむ

いやいや!

4つも覚えるんきっついわ!!!

という人は「キーワード」だけでも頭に入れておきましょう。

それだけでも数点は補えるはずです。

要注意の生薬一覧

この記事内にある漢方の構成生薬のうち、カンゾウ、マオウ、ダイオウが含まれるのは以下です。

カンゾウマオウダイオウ
甘草湯
半夏厚朴湯
柴朴湯
麦門冬湯
五虎湯
麻杏甘石湯
神秘湯

半夏厚朴湯は数少ない“カンゾウ”が含まれない漢方処方製剤です。

これは必ず覚えましょう。

うさぽむ
うさぽむ

それでは順番に見ていきましょう

甘草湯(かんぞうとう)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力に関わらず

体力に関わらず広く応用でき、乳幼児にも使用されることがあります

★構成生薬

カンゾウのみ

“構成生薬がカンゾウのみ”もキーワードとして覚えておきましょう

★キーワード

激しい咳、しわがれ声

激しい咳、口内炎、しわがれ声に、外用では痔脱肛の痛みに用いられる

★重大な副作用

なし

まとめ

体力に関わらず幅広く応用でき、激しい咳しわがれ声などに用いられる。

うさぽむ
うさぽむ

カンゾウを大量摂取するとグリチルリチン酸の大量摂取となり偽アルドステロン症のおそれがあることから、

短期間の服用5~6回使用しても鎮まらない場合は受診推奨も頭に入れておこう!

柴朴湯(さいぼくとう)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力中等度

むくみの症状のある人等には不向きとされています

★構成生薬

サイコ、ハンゲ、ショウキョウ、オウゴン、タイソウ、ニンジン、カンゾウ、等

呼吸器官に作用する漢方は要注意生薬が“カンゾウ”のみのものが多いのでそれ以外を覚えた方が効率的です

★キーワード

食道部に異物感

気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、かぜをひきやすく、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴うものの小児喘息、気管支喘息、気管支炎、咳、不安神経症に適す

★重大な副作用

間質性肺炎、肝機能障害

まとめ

体力中等度で、気分がふさいで、部に異物感のあるものの喘息・気管支炎に用いられる。

うさぽむ
うさぽむ

別名を小柴胡合半夏厚朴湯(しょうさいこごうはんげこうぼくとう)ともいいます。

小柴胡湯と半夏厚朴湯を合わせたもの、ということですね!

五虎湯(ごことう)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力中等度以上

胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人等には不向き

★構成生薬

マオウ、キョウニン、セッコウ、カンゾウ、ソウハクヒ

呼吸器官に作用する薬においてマオウとカンゾウを含むのは下に出てくる麻杏甘石湯と神秘湯と合わせた3つのみです

★キーワード

咳が強く出る

咳が強くでるものの咳、気管支喘息、気管支炎、小児喘息、感冒、痔の痛みに適す

★重大な副作用

なし

まとめ

体力中等度以上で咳が強く出るものの、喘息、気管支炎に用いられる。

うさぽむ
うさぽむ

“柴朴湯”と同じく「喘息・気管支炎」に用いられますが、内容は大きく異なります。症状ではなくキーワード副作用で覚えましょう。

麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力中等度あるいはそれ以上

胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人等には不向き

★構成生薬

マオウ、キョウニン、カンゾウ、セッコウ

名前にすべての構成生薬が含まれているので分かりやすいですね

★キーワード

のどが渇くものの咳

咳が出て、ときにのどが渇くものの咳、小児喘息、気管支喘息、気管支炎、感冒、痔の痛みに適す

★重大な副作用

なし

まとめ

体力中等度かそれ以上で、時にのどが渇くものの喘息、気管支炎に用いられる。

うさぽむ
うさぽむ

“杏(あんず)の甘いお湯でのどを潤す”と覚えると頭に残りやすいよ

神秘湯(しんぴとう)

覚えておきたいこと

★しばり表現

体力中等度あるいはそれ以上

胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人等には不向き

“あるいはそれ以上”というしばりはこれと“麻杏甘石湯”の2つだけです

★構成生薬

マオウ、キョウニン、コウボク、チンピ、カンゾウ、サイコ、ソヨウ

名前にすべての構成生薬が含まれているので分かりやすいですね

★キーワード

息苦しさ、痰が少ない

咳、喘鳴、息苦しさがあり、痰が少ないものの小児喘息、気管支喘息、気管支炎に用いられる

★重大な副作用

なし

まとめ

体力中等度かそれ以上で、息苦しさがあり痰が少ないものの喘息、気管支炎に用いられる。

うさぽむ
うさぽむ

“息苦しいのに痰が少ないなんて神秘的!”で覚えましたw

“鎮咳去痰”補足とあとがき

体力がない人には“麦門冬湯”

鎮咳去痰に登場する漢方処方製剤は

ほとんどが“体力中等度”(以上)となっており、

それ以下、に該当するのは

風邪の症状に用いられる漢方②で登場した

麦門冬湯しかありません。

(ただし、水様の痰や鼻汁には不向き)

消去法で覚えると効率的です。

五虎湯・麻杏甘石湯・神秘湯の違い

手引きにはこれら3つは並列して書かれており、

ほぼ同じ扱いとなっています。

  • 小児喘息、気管支喘息、気管支炎に用いられる
  • カンゾウ、マオウを含む
  • 重要な副作用なし

上記3点は同じですが

五虎湯 → 咳が強く出る

(虎の咳は強い)

麻杏甘石湯 → 時にのどが渇くもの

(杏(あんず)の甘いお湯でのどを潤す)

神秘湯 → 痰が少ない

(息苦しいのに痰が少ないなんて神秘的)

これらの違いをきっちり認識しておきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました